組み込みエンジニアの仕事内容とその苦労

組み込みエンジニアは、家電や工業製品を動かすのに必要なソフトウェアを開発します。開発された組み込みソフトウェアは、スマートフォンや防犯カメラの顔認証システム、自動運転の自動車など、幅広く使用されています。もしこの領域で活躍したいなら、組み込み系の仕事に向いている人の特徴を把握し、適正があるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

具体的な仕事内容としては、組み込みソフトウェアの開発において、まず製品の設計を行います。その後、必要な機能、操作性、電子基板などについて話し合い、システムを設計。次にハードウェアとソフトウェアの設計を行います。実装では、C、C++、Pythonなどのプログラミング言語を使用して製品が動くようにプログラミングを行うのが主な仕事です。

経験豊富な組み込みエンジニアは、この工程すべてにかかわることもありますが、ハードウェアとソフトウェアの設計や実装だけを任されることも多いです。

組み込みエンジニアの大変なところは、ソフトウェアとハードウェアの両方に精通していないといけないため、ソフトウェアだけを扱うエンジニアに比べて、勉強量が増えるということです。

また、人材が少なく人手不足の状況なので、こなさなければならない業務量が多くなります。ときには突然、仕様が変更されることも。そうなると、作ってきたシステムの内容を変更しなければなりません。

不具合が発生した時の対応も大変です。組込みソフトが使用されている設備の多くは、24時間稼働しています。トラブルが生じてソフトを入れ替える場合には、システムを止めなければなりませんが、そのために、関係各所との調整が必要になります。